屋外で金魚を飼うならやっぱり池で金魚を飼ってみたいですよね。金魚の池の作り方を解説します!金魚の池を作る方法は色々存在します。コンクリートを使った本格的な池の作り方からプラスチックの金魚池、トロ舟を使った池の作り方など、代表的な池の作り方をご紹介します!ご自宅や池を設置する場所に合わせて金魚の池を作ってみましょう!
目次
金魚の池を自作するにはどうすればいい?
「庭付きの一軒家には池が欲しい!」そんな夢をお持ちの方は多いのではないでしょうか?アクアリウムや金魚などの観賞魚の飼育を趣味とする方は一度はあこがれる。「池」そんな池の作り方を解説します。今回はコンクリートを使った本格的な池の作り方。防水シートを使った池の作り方。プラ池を使うお手軽な池の作り方。この3つを解説しましょう。
池づくりに必要なものは?
まず、池づくりに必要なものは穴を掘るためのスコップです。三通りの池の作り方で必要な作業は穴を掘ることです。ユンボなどのパワーショベルをお持ちだったり、乗ることが出来、庭に重機が入るスペースをお持ちの方以外は池を自作するためにはスコップで穴を掘るしかありません。池用の穴を掘る際には庭から出た土砂を捨てることも考えなければなりません。空地に捨てると不法投棄で犯罪にあたります。出た土砂の処分方法はお住いの自治体に相談してみてください。筆者は土砂をふるいにかけて残った土は花壇で再利用しました。
ろ過装置は必要か?
外用の電源が確保できるのならばろ過装置も設置したいところです。屋外の池用のろ過装置が発売されていますのでそちらを使いましょう。池でポンプを使ったろ過装置を設置する場合は必ず屋外用の防水タイプを使用してください。ソーラーパネルを使った池用のポンプも発売されています。これなら電源がなくても金魚の池の水の循環も可能です。
コンクリートやモルタルで金魚の池を自作する場合
一番本格的に金魚の池を作る作るのならばコンクリートかモルタルを使って池を作ります。まずは、イメージした形に穴を掘り進めます。コンクリートを流し込む前に池の底には砕石を敷き詰める必要があるため、砕石の厚み分(10cmくらい)深めに掘ります。外形もコンクリートを塗ることを考えて広めに掘り上げます。
ラス網を敷いてコンクリートを塗ります
コンクリートを打設する際に骨材としては一般的にはよくワイヤーメッシュと呼ばれるものが使われますが、池のような自由な形の場合はラス網を敷きましょう。そのラス網にコンクリートを塗り付けていきます。
コンクリートを塗り終わったら養生します
コンクリートが乾燥していく過程で雨水などにあたらないようにコンクリートが塗り終わったらブルーシートを池に覆って養生してください。完全に乾燥するまでは養生します。
コンクリートのあく抜きをします
コンクリートの原料にはアルカリ物質(水酸化カルシウム)が含まれています。そのアルカリ物質は金魚などにとっては有害です。内臓障害を起こし、あく抜きせずにコンクリート池に金魚を放流すると最悪、全滅なんてこともあります。あく抜きはしばらくの間、野ざらしにすることによって自然に抜けますが、金魚などの生き物を飼うための池用の専用のあく抜き材も売っています。
コンクリートとモルタルの違い
コンクリートは「砂・砂利・セメント」を混ぜたもの。モルタルは「砂・セメント」を混ぜたものです。一般的にコンクリートの方がモルタルより強度が高いです。それらの割合は…
【コンクリート】
セメント:砂:砂利=1:3:6
【モルタル】
セメント:砂=1:3
防水シートを使った池の作り方
ホームセンターなどでは池づくり用の防水シートが売っています。コンクリートで作るよりは簡単ですが、長い間の使用によって経年劣化で水漏れする場合があります。池の形に掘った穴に防水シートを敷き、その上に砂利や砂、土をかぶせることによって防水シートを覆い自然の池のような形態に近づけます。金魚の池づくりでは最もポピュラーではないでしょうか?
トロ舟などの利用も考える
プラ池を使った金魚の池を作る方法が一番お手軽な方法ですが、規制品であるためいかにも「プラ池です。」といった均一に成形された味気ないものです。オリジナリティーがありません。かといって、コンクリートや防水シートで作るほどでもない場合は金魚の池として「トロ舟」の利用はいかがでしょうか?トロ舟とはもともとコンクリートやモルタルを練るために使われるプラスチック製の立方体の製品です。「ただの四角だとそれも味気ないんじゃない?」と思いがちですが、トロ舟の周りを木材や岩、苔むした木などで隠すことによって個性的な金魚池を作ることが出来ます。
その他、衣装ケースなどのプラスチック素材を使って池を作る
金魚や観賞魚用に成形されたプラ池やトロ舟以外でもプラスチック素材のものならば比較的容易に池を作りことができます。衣装ケースなどを流用するのも良いですね!小さい容器ならばマンションのベランダに設置することもできます。その際注意していただきたいのは「耐久性」です。金魚用に作られたプラ池は十分な耐久性を備えています。トロ舟もコンクリートやモルタルを練るための容器であることから耐久性は抜群です。水は重いです。水は1l=1kgです。大量の水を入れてしまうと破損する可能性もあります。また、池は屋外に設置することがほとんどだと思われます。衣装ケースなどのプラスチックケースでは直射日光や風雨にさらされて経年劣化が早まる恐れがあります。長期使用を考えず、こまめにヒビが入って水漏れを起こしていないかチェックする必要があります。
金魚の池の作り方の注意点とまとめ
金魚の池を自作で庭に作る際に一番気を付けたいことは排水です。庭に作る池は室内の水槽と違い大雨などの際に水位が上がり溢れだすことがあります。金魚の池の水が雨水であふれると金魚も一緒に流れ出してしまう場合もあります。そのため一定の水位になったら排水が行われるようなシステムが必要です。また、排水自体もそのまま側溝や下水に流すのは禁じられている自治体もあります。雨水を雨水桝を通じて地面に浸透させる必要があります。その点の注意点を守って金魚の池づくりに挑戦してみてはいかがですか?
僕たちの金魚。編集部
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