そもそも金魚鉢で金魚は飼えるの?

もちろん!金魚鉢で金魚を飼う事は出来ます。ただし、ちょっと手間がかかります。金魚鉢での金魚の飼育は水槽での金魚の飼育と違って、濾過器と呼ばれる水を濾過するための器具が設置が難しいです。そのため、金魚鉢の水質が悪化しがちです。こまめな水替えと金魚鉢の掃除が必要になります。ただ、水槽と違い一般的にネット通販やホームセンターで購入できる金魚鉢は大きくても直径が30cm程度のため水を貯めて持ち運びも出来るのでメンテナンスは比較的ラクチンでしょう。水替えなどのメンテナンスをこまめにすれば金魚鉢でも長く金魚を飼い続けることができるはずです。

まずは金魚鉢を買おう!

金魚鉢はホームセンターや通販などで容易に購入が可能です。最近では100円ショップでも売っています。(ただし、プラスチックの金魚鉢)

どんな金魚鉢がおススメ?

金魚鉢は出来ればガラス製か陶器製のものを選びたいものです。なぜなら、プラスチックの金魚鉢はどんなにこまめに金魚鉢のお掃除をしても経年劣化でプラスチックの表面が曇ります。長期的に金魚鉢で金魚を飼うことを考えるとガラスか陶器の金魚鉢がおススメです。
リビングやキッチンや出窓の窓辺などに金魚鉢を置くなら全面が見渡せるガラス製がおススメです。陶器製の金魚鉢はおしゃれですね!しかし、上からしか金魚の姿をのぞくことが出来ません。玄関の土間や庭などの外に置くとマッチしますね。

金魚鉢の値段は?

デザイン性に優れ、ガラス職人さんが一つ一つ手作りした金魚鉢は数万円するものもありますが、一般的な価格帯は1,000円~5,000円程度でしょう。

金魚鉢以外に必要なものは?

金魚鉢だけで金魚を飼うのはおススメできません。金魚に長生きしてもらうためにも揃えなければならないものがあります。

エアーポンプ

金魚鉢に空気を送り、金魚が酸素を取り入れるためのものです。安いもので1,000円を切る価格で売っています。金魚鉢の大きさにもよりますが、吐出量(空気の出る量)が少ない安いもので十分です。金魚鉢の設置場所によっては静音設計のものを選ぶとよいでしょう。

エアーストーン

エアーポンプと合わせて購入してください。エアーポンプから送られた空気を細かいバブル状にするためのものです。ブクブクといわれるものですね。エアーポンプとエアーストーンをつなぐチューブも購入してください。エアーポンプとエアーストーンとチューブがセットになっているものも打っています。

砂利

金魚鉢で金魚を飼うために絶対に砂利が必要かといわれるとそうではないかもしれません。しかし、金魚の糞や食べ残しが金魚鉢の中で舞い上がらないようにするためには砂利が必要になります。砂利を金魚鉢に敷くことによって金魚の糞が砂利に定着し、金魚鉢がきれいに見えます。金魚の水槽用の砂利もホームセンターで購入することができます。

その他、金魚と金魚の餌ももちろん用意してくださいね!

金魚鉢で金魚を飼うための3つのコツ

ポイント1:こまめな水替えを!

金魚鉢での金魚飼育では濾過器の設置が難しいため金魚鉢内の水質が悪化しやすいです。そのため少なくても1か月に1回。夏場などの気温が高い時期は2週間に1回ぐらいがベストです。金魚鉢内の水を匂ってみて腐ったような匂いがする場合は水替えを行ってください。金魚の飼育にとって水質の悪化が一番の大敵です。

ポイント2:金魚を飼い過ぎない!

金魚は成長します。金魚を飼い始めたときは金魚も小さく優雅に泳いでいるように見えても、大きくなるときつくなります。2~3匹程度がベストです。金魚が大きく育つことを考えて、飼う金魚の数を決めましょう。

ポイント3:餌をあげ過ぎない!

餌のあげ過ぎは金魚鉢内の水質悪化を招きます。金魚の糞量が増え、また食べ残しは分解されることはなく、金魚鉢内に残り、腐敗します。1日、1、2回で十分です。1回に与える分量ですが、金魚の餌のパッケージには「5分以内で食べ切れる量を金魚に与えるように」と書かれています。金魚の様子を見て餌をあげるしかないのですが、小さい和金などの金魚では5粒程度で十分でしょう。

金魚鉢で金魚を上手に飼うためのまとめ

金魚を末永く上手に金魚鉢で飼うために一番のポイントは「水質」でしょう。水質さえよければ金魚は長生きします。こまめな水替えと適量の餌やりを心がけてください。また、直射日光の当たりやすい窓辺などに金魚鉢を設置すると水温が上昇します。金魚鉢で金魚を飼うにはあまり、窓辺は向いていません。出来れば日陰で気温の差が少ない場所がベストです。金魚鉢の水温の上昇にも注意してください。
金魚鉢で金魚を飼うことは難しくありませんが、ちょっとしたコツが金魚を長生きさせるためのコツです。

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僕たちの金魚。編集部

金魚の飼い方編集部です。金魚を飼い続けて早20年。初心者からベテランまで金魚の飼い方のコツや器具の解説をご説明いたします。