出目金はどんな金魚?

和金、琉金などと並んで割とポピュラーな金魚の種類である出目金。出目金は和金と同様に金魚すくいの品種としても人気が高いですね。出目金の特徴は読んで字のごとく、両目が大きく突き出ているのが特徴です。体型は丸型で琉金とよく似ています。泳ぎは琉金などの他の丸型金魚と同様にさほど得意ではありません。

出目金の歴史

出目金は琉金の突然変異で琉金の眼球が飛び出たものを利用して改良されました。中国で作られ、明治時代に日本に輸入されました。

出目金の種類

出目金の体色は赤・黒・白の3色に分かれています。また、3色が混ざった三色出目金も存在します。赤出目金がオリジナルの出目金ですが、昨今では黒出目金がもっともポピュラーな出目金の体色です。

出目金の飼い方

出目金の飼い方は和金、琉金などの他の金魚と同じです。出目金を飼うために必要なものは…

  • 水槽
  • カルキ抜き
  • エアー(ろ過器)
  • 金魚用のえさ
  • 砂利

というように必要最低限の水槽セットで飼うことが出来ます。著しく水温が下がる場所で飼わない限り水槽用ヒーターも必要ありません。餌もホームセンターやアクアリウムショップで売っている市販の金魚用の餌で構いません。餌のタイプはどちらかというと出目金は泳ぎが苦手なので沈降性の方が向いているかもしれませんが、浮遊性、沈降性どちらのタイプでもOKです。あまり神経質にならなくて良いでしょう。どの金魚の飼育でも言えることですが水槽の水が濁ってきたら水替えを行ってください。特に夏場や直射日光の当たる場所では水槽内の水質の悪化しやすくなります。こまめな水替えを心がけましょう。

出目金を飼う際の注意点は?

出目金は比較的丈夫な金魚です。しかし、出目金を飼う際に気を付けたいポイントが2つほどあります。

角張ったアクセサリーの設置はNG!

出目金は見た目の通り、目が出っ張っています。そのため流木や岩、プラスチック製の置物などのゴツゴツしたアクセサリーを水槽内に設置すると目を傷付けることになりかねません。出目金はもともと視力が強くありません。そのため、あまりアクセサリーを多く設置している水槽だとぶつかってしまいます。最悪目が取れてしまうなんてこともあるので水槽用アクセサリーの設置は注意が必要です。

密度高く飼育しない!

前項でも触れたように視力が弱い出目金。泳ぎもさほど上手ではありません。水槽内に密度高く出目金を飼育すると金魚同士がぶつかり合って、お互いを傷つけてしまいます。出来ることならば60cmの標準水槽に体長が10cm程度の出目金を3匹程度がベターでしょう。

出目金は他の金魚と混泳できる?

和金やコメット朱門金などの流線型の金魚との混泳には向いていません。和金などの流線型の金魚は泳ぎが素早いため、泳ぎの苦手な出目金に傷をつけてしまうことがあります。出目金の混泳に向いている金魚は琉金などの丸形金魚です。出目金はもともと琉金からの派生なので混泳させたいのであれば、琉金との混泳がベストです。ランチュウはランチュウ自体が水質の変化にとても敏感な繊細な金魚なので、ランチュウだけで飼うようにしましょう。

出目金の飼い方まとめ

飛び出た目が愛らしい出目金。泳ぎもゆっくりで、長いひれをヒラヒラさせながら泳ぐ姿はとても優雅な気分に浸れる金魚です。また、露店の金魚すくいでもゲットすることができ、親しみのある金魚です。以上のコツと注意点を守れば長く飼育することが可能です。

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僕たちの金魚。編集部

金魚の飼い方編集部です。金魚を飼い続けて早20年。初心者からベテランまで金魚の飼い方のコツや器具の解説をご説明いたします。