どじょうは用水路や小川などでびんどうやガサガサなどで簡単に捕まえることが出来ます。ホームセンターやアクアリウムショップでも比較的安価で購入することも出来ます。また、魚屋さんで売っている食用のどじょうも飼育できますよ。しかし、どじょうだけ水槽で飼うのもちょっと地味かもしれません。そこで金魚との混泳はいかがでしょうか?

金魚とじょうの相性は?

金魚とドジョウの相性は良い!

結論から言って金魚とどじょうの相性は悪くはありません。金魚とどじょうの混泳は可能です。金魚はフナの突然変異です。金魚の先祖はフナです。元来自然界では、金魚の先祖であるフナとどじょうは田畑の用水路や流れの静かな河川、湖沼のような同じ生活圏で住んでいます。また金魚とドジョウは環境変化に強い魚です。多少の水質悪化では両者とも耐えることが出来ます。そういったことから金魚とドジョウの混泳の相性は良いといえます。

ただし金魚の種類に注意!

金魚の種類には少しだけ注意が必要です。和金のような流線型の泳ぎの上手な金魚とドジョウは混泳可能ですが、琉金やランチュウなどのあまり泳ぎが上手ではない金魚と一緒に飼うとドジョウが金魚を傷つけることがあります。ドジョウは比較的おとなしい性格ですが泳ぎは素早いです。和金などの流線型の金魚は水槽の中ほどから上の方を上手に泳ぎます。ドジョウは底の方を泳いでいます。和金とドジョウでは住み分けが自然と出来るのでドジョウと金魚を一緒に飼うなら丸形の金魚ではなく流線型の和金を選びましょう。

どじょうの餌は何を用意すればいいの?

野生でのドジョウは何を食べているんだろう?

ドジョウは雑食性です。口の大きさにはまるものであればなんでも食べます。プランクトンやミジンコ、アカムシ、水生昆虫、魚の稚魚などを捕食しています。ドジョウは基本水底で生活しています。水底で口を使ってエサになるものを探しながら食べます。ドジョウも金魚も雑食性であることからエサも金魚と同じものを使って構わないでしょう。ドジョウ専用のエサも売っています。

沈下性の金魚のエサがベスト!

ドジョウのエサはなるべくなら沈下性のエサが良いでしょう。沈下性の金魚のエサとは水槽内で底面に沈むタイプの金魚のエサです。ドジョウな普段は水槽の底面を泳いでいます。よって、沈下性のエサがおすすめです。しかし、浮遊性のエサでも慣れると餌やりの際に上手に水面まで上がってきて餌を食べます。筆者は金魚と混泳しているどじょうに浮遊性のエサを与えていました。問題なく捕食していました。乾燥アカムシなどの生体エサを与えても良いでしょう。アカムシは人工飼料より若干値が張りますが、金魚もドジョウも大好物のエサです。

金魚どじょうを一緒に飼う際の注意点

どじょうと金魚を一緒に飼う際の金魚の種類については上述しましたが、一番気をつけて欲しいのは水槽底面です。

どじょうは砂にもぐります

自然界でのどじょうが暮らしている場所は田んぼや用水路などに暮らすことが多いです。砂地や泥地の場所を好んでどじょうは暮らしています。そしてどじょうは水鳥などの外敵などから避けるために砂や泥の中にもぐり、隠れます。そのため、水槽の底面には砂利を敷くことをおススメします。本来の環境に似た環境で飼育することは金魚やどじょうなどにとってストレスを感じづらく、どじょうが快適に感じ、長生きすることでしょう。

どじょうは水草を根から食べます

どじょうは砂にもぐることが多いため水草をほじくりながら根から食べ、水草の根を切ってしまうことがあります。水草の根が切られてしまうと水草は水槽内を漂ってしまいます。すると、枯れた水草が腐り、水質が悪化します。また、ちぎれた水草はフィルターの目詰まりや、水槽内の水を吸い上げるためのパイプに詰まったり、ポンプのトラブルの原因になります。水質悪化や濾過器の故障は金魚にも影響を及ばします。金魚とどじょうを一緒に飼う時は水草の状況をこまめにチェックしましょう。

どじょうは割と大きく育ちます

ペットショップで売っているどじょうはだいたい5cm~10cmくらいのどじょうでしょうか。どじょうは食性も高く、雑食性で水温変化にも強く、丈夫な生き物です。大きくなると20cm程度に成長します。上手に金魚とどじょうを共存させるためには大きめの水槽を用意すべきです。また、あまり多くの量のどじょうを飼うことは避けるべきです。60cmの水槽に金魚を3匹、どじょうを2匹程度が金魚もどじょうも暮らしやすく、快適に飼育が出来て、長生きするものでしょう。

The following two tabs change content below.

僕たちの金魚。編集部

金魚の飼い方編集部です。金魚を飼い続けて早20年。初心者からベテランまで金魚の飼い方のコツや器具の解説をご説明いたします。