琉金(リュウキン)ってどんな金魚?

琉金は丸型の金魚であり、丸型金魚の代表格です。ヒレが長くその中でも尾ビレが特に長く発達しています。和金の突然変異です。名前の由来は中国から琉球を経由して日本に持ち込まれたことから「琉金」と名付けられました。琉金の中でも白、赤、黒などの色が混じるものは「キャリコ」と名付けられています。和金と同じく代表的な金魚の種類です。琉金の入手はとても容易で、ペットショップ、ホームセンター、アクアリウムショップなど金魚を販売しているお店であればどこでも入手することが可能でしょう。ブランド扱いされている琉金も存在し、数千円するものもペットショップなどで見かけることもあります。一般的なお値段は300円前後でしょう。琉金飼い方

琉金の飼い方について

琉金は飼育しやすい金魚です。和金と同じく金魚飼育のビギナーにとっても入手もしやすく、丈夫であり、飼いやすい金魚の種類です。琉金のためだけに特別用意する機器も必要ないでしょう。水槽も30cm程度の水槽から飼うことができます。ただし、丈夫なため大きくなることを考えると45cm〜60cmの大きさの水槽をオススメします。45cm以上の水槽を使用する場合は上部式フィルターの設置が必要かもしれません。ホームセンターなどでは水槽と上部式フィルター、照明のセットで販売もされています。一般的に琉金のような丸型の金魚は泳ぎが苦手です。水流には注意したいところ。エアレーションが多すぎて水流が強いと体調を悪くすることがあります。

琉金を飼うときの水温は?

常温で良いと思われます。夏場の水温が上がるときはエアレーションを多めにしたり、水面にファンをつけることによって水温を下げる必要があるかもしれませんが、特に気を使う必要はありません。冬場は冬眠をします。玄関などの寒い環境で飼育していて水温が下がり、浮かんだりして転覆病のような症状が出る場合は観賞魚用のヒーターを設置すると良いでしょう。

餌の与えすぎには注意!

琉金型の金魚は転覆病になりやすいです。とは沈むことができなくなり、水面にプカプカと浮かぶようになります。原因の一つとして消化不良が考えられ、餌を与えすぎると転覆しやすくなります。琉金を飼う際は餌の与えすぎには注意しましょう。和金などの金魚と比較して1回にあげる量を少なめにしましょう。

琉金以外の金魚との混泳について

和金やコメットなどの流線型の金魚との混泳はオススメしません。琉金は丸型で泳ぎが苦手な金魚です。和金など泳ぎの早い金魚と混泳すると泳ぎの早い金魚が琉金を追いかけたりして琉金が傷つくことがあります。また見た目のダメージがなくても強いストレスを受け、琉金にとって暮らしやすい環境では無くなります。

琉金と混泳でオススメの金魚

丸型の金魚同士がベストです。例えば出目金やピンポンパール、らんちゅうなどです。ただしピンポンパールやらんちゅうはとても繊細な金魚です。あまり狭い水槽で多くの量の金魚を飼うことは避けてください。また、大きさの違いも注意です。混泳させる場合は同じくらいの大きさの金魚を一緒に飼うようにしましょう。

琉金の飼い方のまとめ

以上のように琉金は初心者でも飼いやすく金魚飼育の入門としてオススメの金魚です。ただし、餌の与え方や混泳の種類には注意してください。琉金を飼う際はまずは琉金のみを飼うのが良いでしょう。また、どんな金魚を飼う際もこまめな水替えや綺麗な水槽の環境が必要です。どんな丈夫な金魚でも水質が悪化すると有毒な物質が発生して死んでしまいます。琉金は入手もしやすい金魚なので皆さんも琉金の飼育を始めて見ませんか?

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僕たちの金魚。編集部

金魚の飼い方編集部です。金魚を飼い続けて早20年。初心者からベテランまで金魚の飼い方のコツや器具の解説をご説明いたします。